目次
デシベル dBの計算(関数電卓の使い方)
今回は、結局どうしたらいいの?をまとめたいと思います。
関数電卓でどのように計算していけばよいか書いていきたいと思います。
デシベル dBの計算1 で書いた
”関数電卓Panecal” というアプリで説明しますが、
物理的な関数電卓では、カシオの関数電卓が近いと思います。
今回は、インピーダンス50Ω dBm(1mW基準)でお話をします。
関数電卓で WをdBmへ変換
1mWをdBmへ変換してみましょう。
前にもやっていますよね。
10log(対象/ 基準)
dBmの場合 基準は、1mW
今回は、対象が、1mW
関数電卓では、
10log((1×10^(-3))÷(1×10^(-3)))=
0
となります。
1mWは、0dBmです。
10^を打つには、ALT log
2mWをdBmへ変換してみましょう。
10log(対象/ 基準)
dBmの場合 基準は、1mW
今回は、対象が、2mW
10log((2×10^(-3))÷(1×10^(-3)))=
3.010299
となります。
2mWは、3.010299dBmです。
1WをdBmへ変換してみましょう。
10log(対象/ 基準)
dBmの場合 基準は、1mW
今回は、対象が、1W
10log((1)÷(1×10^(-3)))=
30
となります。
1Wは、30dBmです。
関数電卓で dBmをWへ変換
0dBmをWへ変換してみましょう。
dB=10log(対象/ 基準)
dBは、0dBm
dBmの場合 基準は、1mW
今回は、対象が、不明Wです。
0dBm=10log(対象/ 1mW)
10^(0÷10)=(対象/ 1mW)
10^(0÷10)=(対象/ 1×10^(-3))
対象=(10^(0÷10))×1×10^(-3)
関数電卓では、
(10^(0÷10))×(1×10^(-3))=
0.001
となります。
0.001W= 1mW
0dBmは、1mWです。
3dBmをWへ変換してみましょう。
dB=10log(対象/ 基準)
dBは、3dBm
dBmの場合 基準は、1mW
今回は、対象が、不明Wです。
3dBm=10log(対象/ 1mW)
10^(3÷10)=(対象/ 1mW)
10^(3÷10)=(対象/ 1×10^(-3))
対象=(10^(3÷10))×1×10^(-3)
関数電卓では、
(10^(3÷10))×(1×10^(-3))=
0.0019952
となります。
0.0019952W= 2mW
3dBmは、2mWです。
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